「期間中の旅館、ほぼ満室」「4年ぶりイベントが復活」
今年のゴールデンウイーク(GW)は平日の5月1、2日を休めば最大9連休となった。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、感染症法上の2類相当から5類への移行、「ポストコロナ社会」を間近に控え、全国の観光・温泉地はコロナ禍前を思わせるにぎわいを見せた。各地の観光協会、旅館組合に連休中の状況を聞いた。
登別温泉(北海道登別市)へのこの連休中の入り込みは「肌感覚として、コロナ禍前に戻った状況」(登別国際観光コンベンション協会)だ。温泉街の中心につながる道に渋滞ができたといい、「日本人はもとより、東南アジアを中心としたインバウンドも増えている」。
蔵王温泉観光協会(山形県山形市)も肌感覚として「5月3、4日を中心に、昨年より入り込みが増えた」という。昨年10月の水際対策緩和からインバウンド客が増加。冬は雪や樹氷を目当てに台湾、香港などアジア諸国・地域から多くの客が来ていたが、この連休は日本人客が目立っていたという。
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